英語を使うバイトのメリット
英語を学びたいと思っていても一人で参考書を読んでいてもあまり身につかないという人もいるでしょう。
実際に英語に触れる環境に身を置くことで確実に上達できます。留学やホームステイでは逃げ道がなくなりますが、国内でのバイトであれば仕事が終われば日本語の環境に戻れるので初心者でも安心です。分からなかった単語を帰宅後に学ぶことでどんどんレベルアップしていけます。
英会話教室や塾でも英語に触れられますが、リアルな発音や流行りの単語に出会えることも。年齢層で単語の使われ方が違うのを楽しめればもう上級者です。
バイトでは生きた英語を学びつつ、稼いだお金は英会話教室などで足りないところを補うという形にできれば、短期間でかなりのスキルアップが見込めるでしょう。
また、日本では英語が話せる人はまだまだ少なく、英語が話せることがメリットになることは多くあります。
英語に触れる環境で培った経験は就職したときにも活用でき、キャリアアップにつながることもあるでしょう。
英語を使ったバイトをしたいけどまだ難しいと思っている人は自分のレベルに合わせた職場を探してみてください。
ペラペラに話せなくても英語に触れられる環境はたくさんあります。少しずつレベルに合わせて仕事を変えていけば、より効率的に学べます。
挑戦した結果はきっと未来にいい影響を与えるので、簡単なところからチャレンジしてみましょう。
英語を使った仕事
英語のレベルによって幅広い仕事があります。
初心者の方から上級者向けの仕事がありますので、自分の英語力に合わせて探してみてください。
【初級向け】飲食店
一般的な飲食店ではほとんど英語を喋る機会はありませんが、働く場所を厳選することがポイントです。
近くに外国人向けのお店があるとか、外国人住宅がある、外国人観光客が多い場所など、事前に調査は必要です。
最近の求人では、英語が話せる人優遇などと記載があることも多く、外国人が多い飲食店はわかりやすくなってきました。
国内の飲食店ですので、英語をずっと話せるというわけではありませんが、外国の方に来店された際は英語を活用できます。
【初級向け】ディスカウントストア・ドラッグストアなどの免税店
観光客は免税店でお土産を購入することが多いため、観光地近くのお店を探すのがベスト。
時期によっては観光客が少ないこともありますが、免税店で商品の相談したい外国人の方も多くいます。
商品の特徴を説明したり、どういった使い方をするのかなどの説明をしたりすることもあります。
飲食店に比べて臨機応変なコミュニケーションが必要になるので、飲食店に比べて英語が上達しやすい環境でしょう。
【初級向け】ディズニーランド
ディズニーランドのバイトでは英語必須とは言われないですが、英語が話せると採用される可能性があがるそうです。
日本人がほとんどですので、機会は少なく感じるかもしれませんが、外国人観光客も多い環境です。自らが率先して行動すれば外国人の方のサポートで英語を話すきっかけを作れます。
一般的な英語よりもハッピーな言葉を使える機会が多いので、英語をより楽しみたい方向けです。
【中級向け】ホテルマン
外国人観光客が多いホテルではホテル内研修をしているところもあります。コミュニケーションをとるだけでなく、キレイな英語を学びたい方はホテルがおすすめ。
接客の中でも正しい英語を求められる仕事のため、面接では厳しく見られるかもしれませんが、研修制度があるホテルでは学びながら稼げるので一石二鳥です。
将来外資系企業や海外駐在員になることを目指している方は、ホテルでの学びを活かせるでしょう。
【中級向け】空港のグランドスタッフ
空港のグランドスタッフはCA学校に通っていなくても未経験で始められます。
英語での対応があるため、英語スキルを聞かれますが、適度な会話ができれば採用されるでしょう。TOEICなどのスコアが高いよりは実践的な会話が重要視されます。
スキルによっては国内線・国際線の担当を分けられますが、英語圏以外の外国人の方とも交流ができ、いろんな英語に触れる事ができるためとても勉強になる環境です。
【中級向け】米軍基地内のスーパーやカフェ
地域によりますが、米軍基地が近くにある人はぜひ試してほしいバイトです。
基地の中で働くのはほとんどの方が外国人です。日本人がいても数える程度でしょう。基地の中では日本語を話す機会がとても少ないので英語に触れ続けられます。
米軍基地ですので、アメリカ英語になります。英語がペラペラではなくても、大丈夫です。軍人さんの中には日本語が少しわかる方もいますし、英語ペラペラな先輩日本人を最初に紹介してもらえるはずです。ハードルが高いと思った方は飲食店や観光地から初めてみてください。
米軍基地は一般的なバイトよりも時給が高い場合が多いので、プチ留学しながら稼げる英語を学びたい人にうってつけの環境でしょう。
【上級向け】英会話塾講師
英会話塾講師はある程度話せないとできないですが、一般的な塾ではマニュアルがあったり研修したりしてくれるので、安心して取り組めます。
塾内では英語をたくさん話せると思いますが、生徒は日本人なため英語の環境感は薄れてしまうのが欠点。自分の英語力を活かすという点では最適ですし。英会話塾講師の給料は高めですが、英語力を活かしながら稼ぎたい人におすすめです。
【上級向け】翻訳
英会話ではなく読み書きが得意な人向けなのは翻訳のお仕事です。正社員ではないバイト採用の場合は、添削やフォローをしてもらえるのである程度の知識があればできます。
簡単なものから順次レベルに合わせて対応させてもらえるでしょう。企業によりますが、社員のほとんどが日本人ということもありますので、英語を話したい人には向かない可能性があります。
バイトの面接時は社内の環境も聞いておくと良いでしょう。
在宅で英語に触れるバイト
バイトは在宅でもできます。例えば輸出入せどりのリサーチや出品代行などがあります。
せどりとは買いたい人に必要なものを売る際に手数料として売上をもらう仲介業者のようなイメージです。低価格で購入したものをネット販売するビジネスで、国内外で取引されることも多くあります。
海外のwebサイトから外国の商品を購入して国内向けに販売したり、日本の商品を海外の方へ販売したりすることもあります。
主な仕事は海外サイトでの商品リサーチ。英語が読めることが大前提になりますので適度なレベルは必要です。出品する際に宛名書きをしたりメッセージを入れたりなどもしますが、英語を学ぶというよりは、英語を使ってビジネスを学ぶような形です。
他にも英語での問い合わせ代行というものがあります。
家にネット環境があり、電話対応ができる状態であればすぐに始められます。
Airbnbや民泊など海外のお客様から問い合わせがあったときに代行で会話する仕事です。電話以外に、メールでのやり取りもするため英会話と読み書きどちらのスキルもあるといいでしょう。
英語を使った代行バイトは他にもあり、企業の旧ツイッターのX（エックス）やインスタグラムの英語版にする代行業務があります。
企業から指示された内容を外国人向けに投稿するだけなので簡単な仕事です。英語の表現力やSNSの活用したビジネス経験がアップするので英語力の幅を広げたい方におすすめです。
代行業務になるため、依頼主は日本人なため、直接的に英語に触れることは少ないですが、勉強のためにいろんなSNS発信を見て学べるでしょう。
ワーホリにチャレンジ
大学生オススメの英語を学べるバイトはワーホリ。ワーキングホリデーとは30歳以下限定の海外留学制度です。
メインは留学ですが、留学中にアルバイトができる制度ですので、外国に滞在して学びながら稼ぐこともできます。
他のバイトでは支出はありませんが、留学費用として最初に支払う費用を準備する必要があります。
行く国や期間によって異なりますが100万円程度あれば始められるでしょう。
内訳としてはビザを取得する際に銀行口座残高が5～60万円ほどあることを証明する必要があります。（ワーキングホリデーに行く地域によっては不要な場合もあります。）
また、ビザ申請費用や保険、飛行機代の30～50万円も事前に用意が必要です。留学先でのシェアハウスやホームステイ先の生活費もかかりますので、最低でも100万円はないと難しいでしょう。ここには学費は入っていませんのであとで支払うものもあることを忘れないでください。
日本でアルバイトするより支出が大きいですが、現地で得られるものは日本で得られないものばかりですので、30歳までの間にぜひ経験してもらいたいです。
英語はもちろん、現地の文化体験ができたり、各地からワーホリを利用して来ている外国人との交流もできます。また、現地で仕事を経験すると日本に帰ってきてから英語に関わる仕事についても不安なく始められるでしょう。
ワーホリで支払う金額を抑えるためには、現地での仕事選びが大切です。
地域ごとに労働基準法がことなりますので事前に確認が必要ですが、1日に働ける時間や1週間での合計時間など決まりがある地域もあります。
支出分をペイしたくてたくさん働こうとしてもルールで働けないこともありますので注意してください。
ただ一つだけ、費用を抑える方法があります。
英語が適度に話せる人は学校に行かずに働ける場合があります。学費の支払いがなくなっても、最低限の生活費や飛行機代などは予め用意する必要がありますの。
そのあとは、現地で稼いだ分で生活することができますので、初期費用分さえ貯められれば仕事をしながら現地の生活を楽しめるでしょう。
英語をうまく活用してバイトする方法はたくさんありますので、ぜひ活用してみてください。