買取専門店とは
買取専門店では、貴金属やブランド品など、お客が持ち込んだ品を査定し、査定額を支払います。十数年前であればプラチナや金などの貴金属や価値ある古本などが主な取引商品でした。しかし、現在では、スマートフォン、釣り具、ゲーム機、家具、パソコン、お酒などたくさんの種類の品が買取対象になっています。また、買取専門店の中にはチケットを販売しているお店もあります。
買取専門店の特徴
買取専門店の中には限定品やシーズン物などを数多く取り扱っているお店も少なくありません。中にはセレクトショップの様なオシャレな内装をしているお店も増えています。そのため、不要になったブランド品やジュエリーを買取専門店へ持ち込み、受け取った査定額を元手に新たなブランドを購入する人も増えています。また、買取専門店の大きな特徴は知識豊富な鑑定士が在籍しており、リサイクルショップや質屋に比べると高額な買取が望めます。
買取専門店のバイトのやりがい
買取専門店のバイトで一番緊張する場面が、いざ査定額が出て、提示する場面です。その際は売手にとっての想定額でない場合、納得するまで粘り強く交渉します。一通り話をして納得して「査定時の額で売ります」となった時が一番やりがいを感じるとのこと。ブランドの知識がついてくると交渉しやすくなるので、ブランド知識の積み重ねも買取専門店でのやりがいのある仕事の一部になるでしょう。
買取専門店で扱っているブランド品
買取専門店で取り扱っているブランドの一部を紹介します。ここに紹介しているほかにもさまざまな商品の買取をしているので、買取専門店にいく前に電話やメールなどで確認するといいでしょう。
シャネル
1910年創業のブランドです。古い価値観にとらわれない女性像をブランドのポリシーにファッションの歴史を塗り替えていったブランド。現在はレディースを中心としてコスメ・香水・宝飾品・時計と幅広く展開しているブランドです。
ルイ・ヴィトン
ルイ・ヴィトンにより、1854年に創業されたブランドです。当初は旅行鞄を専門に設計していました。おなじみの「L」と「V」を組み合わせたモノグラムは、ヴィトンの2代目ジョルジョ・ヴィトンが考案したコピー商品流出を防止するためのもの。モノグラムは上流社会の人々を魅了しました。現代では、モノグラムだけでなくダミエも人気商品のひとつになっています。
エルメス
元々は高級馬具を扱っていましたが、自動車産業の興隆により、カバンや財布のブランドとしてシフトして成功しました。顧客にはナポレオン三世やロシア皇帝もいたほどです。エルメスと言えばバーキンですがこれは女優のジェーン・バーキンのリクエストに加えて縦横比を変えたのがきっかけです。高い品質とそれを支える高度な職人気質をもとにブランドとして不動の地位を築き上げています。
クロエ
クロエはパリを拠点としたフェミニンかつ大胆なデザインで女性から絶大な人気を受けています。その始まりは1世紀前の1900年代にまでさかのぼります。ブランド名の由来は、古代小説「ダフニスとクロエにまつわる牧人風のレスポス物語」を原作としたバレエ音楽です。ブランドのインスピレーションは物語の主人公であるクロエの優雅な踊りから得たと言われています。
プラダ
マリオ・プラダが1913年にイタリアで創業したブランドです。質の高い皮や珍しい素材を使ったぜいたくな作品を展開していました。現代では、レザー製品ではなく「ポコノ」という軽くて強い工業用防水生地のナイロン素材をバッグに採用しています。1993年からセカンドラインのミュウミュウを発表しています。
グッチ
創業者のグッチオ・グッチが高級皮革製品をフィレンツェに創業したのが始まり。グッチオが考案したダブルモノグラムのGは今でも世界中で愛され続けています。世代を超えて愛されるクラッシックなデザインのトップブランドです。
ティファニー
アメリカを代表する老舗ブランドとして1837年に創業しました。当初は文房具と装飾品のブティックでしたが、のちに銀製品や宝飾品などのジュエリーを手掛けて急成長をしたブランドです。銀製品の製造について、アメリカの企業として初のスターリングシルバーを適用しました。現在のエンゲージメントリングの典型的な6本爪でダイヤモンドを固定する技術を生み出したブランドとしても有名です。
買取専門店の中には販売をしているお店も
買取販売店の中には、買取をするだけでなく、販売をしているお店もあります。
そういったお店では、査定だけでなく販売員としてのセンスも問われます。
例えば、ブランド品を興味深そうにみている人には、試着を促すなどの声かけをして、商品の特性や人気を集めているポイントもあわせて紹介するなど接客の知識も必要になってきます。
まとめ
買取専門店の特徴、やりがい、代表的なブランドを紹介しました。また買取専門店の中には買取だけでなく、販売をしているお店も存在します。そのため、買取専門店で働く際は、ブランドの査定スキルだけでなく、接客スキルも必要になってきます。ここで働く人は、新たな勉強をすることが苦にならない人や人と接することが好きな人に向いているでしょう。