接客のバイトで覚えておきたい言葉遣い

接客用語はどうやって覚えたら良い?

学生のバイトで多いのが、飲食店やショップなどでの接客業です。
初めて接客業をするという人にとっては、失礼のない接客用語を使いこなせるか、不安に感じることが少なくありません。
実際の職務の中で経験を積めば、誰でも接客用語を少しずつ覚えることはできるでしょう。
とりあえず基本的な用語を押さえておきたいという人は、「青い顔(あおいかお)」を覚えておくのがおすすめです。

これは、
あ(ありがとうございます)
お(おそれいります)
い(いらっしゃいませ)
か(かしこまりました)
お(お待たせいたしました)
の頭文字を取ったものです。

とりあえずまず最初にこの5つの言葉を使えば、接客で最低限の対応は失敗しないというものです。
接客5大用語なので、最初に覚えておきたい言葉遣いです。

この5大用語に「も(もうしわけございません)」と「し(少々おまちください)」を追加した7大用語もあります。
こちらは「イカも大足(いかもおおあし)」と覚えると忘れません。

こうした接客用語は実務前の研修で学ぶので、初めてのアルバイトだから分からないという人でもそれほど心配する必要はありません。
それに先輩スタッフの言葉遣いを真似しているうちに、自然と覚えられます。

間違いやすい接客敬語とは?

接客用語は、基本的には丁寧なコミュニケーションを取ろうという気持ちがあれば、失敗しにくいものです。
しかし中には、丁寧に話しているつもりでも正確にはNGとなる間違いやすい敬語もあるので注意しましょう。

例えばお客様に商品を案内する際に「こちらになります」と言ってしまいがちですが、できれば「こちらでございます」というのが丁寧です。
また、お客様からお金を預かった時には、「500円からお預かりいたします」ではなく「500円お預かりいたします」というのが正解です。

どちらも敬語なので、相手に対して失礼に当たるわけではありません。
しかし敬語を正しく覚えると、社会人になってからも正しい敬語を自然に使えるようになり様々なシーンで役立ちます。

敬語をマスターするならコレ、クッション用語を使いこなそう!

接客用語をマスターする際には、丁寧さがアップするクッション用語もできれば使いこなしたいものです。
クッション用語というのは、文章の中に軽く入れるだけで丁寧さがアップし聞き手を気持ちよくできるという効果がある言葉遣いです。

例えばお客様に何かを頼む時には、「恐縮ですが」とか「恐れ入りますが」、また「お手数をおかけいたしますが」という言葉を最初に入れてみてください。
丁寧さを最上級にしたい時には、さらに「大変」という言葉を前付して「大変恐縮ですが」にすることもできます。

他にも、お客様のリクエストに応えられない時には「申し訳ございませんが、すでに完売いたしました」と言えば「すでに完売いたしました」だけよりも丁寧です。