バイトと正社員の違い
求人募集を見ると、アルバイトや正社員など、様々な雇用形態で求人が出されています。
学生の場合正社員として働くことは難しいため、必然的にバイトという選択肢しかありません。
しかしバイトと正社員は、何が違うのか疑問に感じている人は多いのではないでしょうか。
バイトと正社員の違いは、いくつかあります。
1つ目は、雇用に期限がないという点です。
学生のバイトでは最初から期限が決まっている短期バイトがあったり、長くても卒業するまでと暗黙のうちに雇用の期限があります。
しかし正社員になると、基本的には本人が辞職しない限りは何年でも何十年でも働き続けられます。
2つ目は、お給料の形態が異なります。
バイトの場合には日給制や時給制が多く、働いた時間に応じてお給料を受け取ります。
そのため、毎月のお給料は労働時間に応じて変化します。
また福利厚生がついていないので有給休暇などはありませんし、お給料から健康保険とか年金が引かれることもありません。
一方、正社員の場合には、月給制となって毎月決まった額のお給料が支払われます。
有給やボーナス、その他の福利厚生や手当がついてきます。
3つ目は、勤務時間が異なります。
バイトでも正社員のように1日8時間労働となることはあるものの、基本的には自分のスケジュールに合わせてフレキシブルに働けます。
しかし正社員になると、基本的には勤務時間は1日8時間程度で雇用主が規定する勤務時間に従わなければいけません。
バイトから正社員になるには
学生の場合には、本人が希望しても正社員として働くことはできないでしょう。
その理由は学生は平日に学校に行って授業を受けなければいけないため、正社員の様に一日中拘束されることが難しいからです。
正社員の場合には、勤務時間は企業が指定した時間帯で基本的には1日8時間、1週間で40時間程度の勤務時間が一般的です。
そのため学生がバイト正社員になるためには、学校を卒業するまで待たなければいけません。
企業の中には、学生のバイトから正社員になれる制度を導入している所があります。
学生の時にはバイトとして働いていた人が卒業のタイミングで正社員として雇用されることで、雇用形態が変わります。
バイト先の仕事が大好きで、卒業後もずっとそこで働きたいと考えている人にとってはぜひチェックしたい制度ではないでしょうか。
バイトから正社員になるためには、必ずしもバイト先の責任者にリクエストすれば採用してもらえるというわけではありません。
職場によっては、その方法で問題なく正社員になれることもあります。
しかし企業の規模が大きくなると、バイトの採用は各店舗に任されていて正社員の採用は本社の人事部が行うというケースが多くなります。
その場合には、企業のルールに従って応募しましょう。