ブラックバイトとはどんな職場?
ブラックバイトとは、法律を無視した労働条件で働かされ、学生らしい生活を送ることが難しくなってしまうようなバイト先を指します。
具体的にどんな点がブラック化は多種多様ですが、最もひどいのは、働いた賃金に対して難癖をつけて支払わないとか、長時間労働を強制するなどがあげられます。
また学生の場合、夏休みや冬休みだけの期間限定バイトではなく、学校がある期間にも継続して働けるケースもあります。
この場合には、授業がある平日の昼間にバイトを入れられて授業に出席することが難しくなってしまったり、試験期間を配慮してもらえずにシフトを組まれるなど、学生として最も大切な学業の継続が難しくなってしまうケースもあります。
その他、労働時間に応じた休憩時間をもらえないとか、残業をしても残業代を支払われない、学生に対してノルマを課すなどがあげられます。
こうしたブラックバイトは、学生に対してだけブラックな待遇をするわけではありません。
ほとんどの場合パートの人や社員に対してもブラックな対応をするため、社内に活気がなく、ブラックかもしれないと肌で感じられるケースが多々あります。
ブラックバイトを回避するには
ブラックバイトの面接に行って、「うちはブラックだけれど大丈夫?」なんて聞いてくれるバイト先はないでしょう。
しかし、そこで働いた経験がある人や実際に働いている人などがネットに書き込みをしていれば、ネットで検索するだけでブラックだという悪いうわさや口コミを見つけることは可能です。
ですから、バイト先へ面接に出かける際にはまずネットで社名を検索することをおすすめします。
悪い口コミを見つけても、それが必ずしもブラック企業だというわけではありません。
しかし、具体的にどんな点がマイナスなのかをチェックすることによって、その職場がブラックかどうかを自身で判断できる材料となるのではないでしょうか。
もしも面接前にその企業がかなり高い可能性でブラックバイトだと分かった場合、面接を受けるのは控えたほうが自分のためかもしれません。
面接を受けてしまうと、口車に載せられて働く羽目になりかねません。
そして実際に働いてから「やっぱりブラックだった」と後悔する結果になってしまいます。
学生の中にはバイトの内容がとても気に入っていて、「ブラックかもしれないという疑念を払拭することはできないけれど、自分自身で確認したうえで決めたい」と考える人もいるでしょう。
その場合には、どんな質問をするかをリストアップし、面接時にメモを持参することをおすすめします。
ネットへの書き込みは、必ずしも100%が真実というわけではありません。
そのため、ブラックだという噂があっても実際にはちょっとした勘違いから発生した悪い噂だったというケースもあります。