バイトを解雇になる主な理由
バイト先から解雇される場合、その理由としていくつか考えられるものがあります。
まず、バイト先が求めている条件と合わないという理由が大きいです。
多いのはシフトが組めないという理由で、会社としては土日にシフトに入ってほしいのに平日しかできないと断っていると、それを理由に解雇されることがあります。
特に採用の時に土日勤務を条件に入っている場合、求められるシフトに応じられないというのは問題になりがちです。
さらに、勤務態度に問題があると見なされることもあります。
遅刻や無断欠勤が明らかに多い、周りのスタッフとのトラブルばかり起こしているのであれば、解雇の理由となってしまいます。
また、採用時の経歴を詐称していた、会社の備品を持ち帰るなどの犯罪行為をしているといったケースでは解雇されてもしょうがないでしょう。
こうした本人に問題があると見られる理由とは別に、会社側の事情で解雇されることもあります。
業績が悪化して人件費をまかなえないので人員整理をする時などです。
また、店舗や事業所の整理や縮小のためにスタッフを少なくせざるを得ないこともあります。
クビと言われた場合の対処法
解雇すると言われた時は、まずその理由を明確にしてもらう必要があります。
法律では、常識的に解雇の理由が正当でなければ、会社が勝手に解雇することはできないとされています。
そのため、身に覚えのない理由を付けられているとか、そもそも解雇理由を教えてくれないといったケースでは不当解雇となりえますので、解雇理由を明示してもらう必要があります。
もし解雇される理由が不当だと思うのであれば、すぐに退職に関する書類にサインすべきではありません。
一方的な解雇には納得できないとはっきりと伝え、話し合うようにしましょう。
もちろん、アルバイト一人では会社と話し合うのは不安だと思うこともあるでしょう。
その場合は、解雇通知書と解雇理由を記載した書類をもらい、その書類を自治体の相談窓口や労働基準監督署に持ち込んで相談すると良いでしょう。
どんなことができるか、解雇を取り消せるかなどについて教えてもらえます。
解雇された場合の給料はどうなるのか
たとえ解雇されたとしても、実際に働いた分の給料はもらえます。
また、法律では解雇する場合は30日前に通告しなければならないことになっています。
もしいきなり「明日から来なくてもよい」と言われたら、その後の30日分の給料はたとえ働けないとしても支払いを受ける権利があります。
そのため、しっかりと法律に従った形で給料をもらえるかを確認して、その分を請求しましょう。
その後、振り込みがない場合にはバイト先に受け取りに行く必要があります。