確定申告が必要なのはどんな人?
学生のアルバイトでも、場合によっては確定申告が必要になることがあります。
夏休みなどの休暇中にガッツリ稼いだという人や、企業のインターンシップなどでまとまった収入を稼いだという人は、もしかしたら収入の金額によっては確定申告が必要になるかもしれません。
基本的にアルバイトでも、毎月のバイト代から税金などは天引きされています。
また年末の時点で働いている人は、アルバイトでも職場で年末調整を行ってくれることがあります。
もしもバイト先で毎月源泉徴収されていて、年末調整も行ってくれるなら自分で確定申告をする必要はありません。
多く納め過ぎた場合には12月のバイト代と一緒に還付されますし、納めるべき税金が不足していた場合には12月分のバイト代から天引きという形で調整されます。
学生のバイトでは、勤労学生控除という制度があります。
これは年間の所得が65万円以下の場合に適用されるもので、27万円の控除があります。
学生にとっては嬉しい制度と言えるでしょう。
しかしバイト代が年間130万円を超える場合には、学生でも自分自身で確定申告が必要となります。
職場で年末調整してくれている場合には不要ですが、そうでない場合には自分で税務署に足を運んで確定申告の手続きをしなければいけません。
もしも税金を多く天引きされていた場合には、確定申告することで還付してもらえます。
学生の確定申告のやり方
学生が確定申告をする場合でも、必要な書類や申告期間、やり方などは基本的には社会人と同じです。
必要な書類は国税庁のホームページからダウンロードできる確定申告書A様式と、収入を証明できる源泉徴収票です。
学生であることを証明する学生証のコピーも必要です。
源泉徴収票は職場に頼めば無料で発行してもらうことができますし、万が一なくしてしまった場合でも再発行してもらえます。
確定申告を行うのは、税務署です。
ただしどこの税務署でもOKというわけではありません。
対応は住民登録をしているエリアの税務署となるので、注意してください。
もしも住民票を実家の住所に置いたままという場合には、該当する税務署に郵送で確定申告書と必要書類をそろえて提出すればOKです。
確定申告は、期間が決められています。
毎年2月16日から3月15日と1ヶ月の期間が設けられていて、その期間内に行わなければいけません。
学生の場合ちょうど春休みにかかる時期なので、授業が忙しい人でも必要な書類を事前に準備しておけば春休みに入るタイミングでサッと税務署まで足を運べるのではないでしょうか。
期間中は、どこの税務署でもかなり混雑しています。
そのため予想よりも時間がかかる可能性があります。
何度も足を運ぶ手間を省くためには、必要な書類を事前にしっかり準備することが大切です。