治験の業務内容や魅力について

治験バイトにはどんな特徴がある?

治験バイトは、製薬会社が新薬を開発する際に行う臨床試験というプロセスにおいて被験者になるアルバイトです。
通院するタイプのお仕事もあれば、一定期間入院するお仕事もあります。
期間は事前に分かっているので、学生なら夏休みや冬休みなどの休みを利用して入院する治験バイトをする事ができます。

治験バイトでは、臨床試験を行う薬品を指示通りに服用しなければいけません。
そして体調の変化やバイタルの変化を、製薬会社がデータとして収集します。
そのため、血圧や体温、脈拍を調べたり、採血などを行うことが珍しくありません。

入院によるアルバイトなら、起床する時間や食事の時間などは管理されるのでそれに従って生活することになります。
データ収集以外は、基本的にやることはありません。
しかし正確なデータ収集のために外出は禁止されることが多いですし、アルコールや煙草、スマホの利用もNGという場合も少なくありません。
ただし施設内で雑誌や本を読むのは自由なので、もしも入院する治験バイトをするなら暇を持て余さないよう読書するものをたくさん持っていくと良いでしょう。

治験バイトでは、多くはありませんが体に副作用や健康被害が起こる場合があります。
これは、事前に理解しておかなければいけません。
副作用が起こった場合、治療を受けることはもちろん可能で被験者に金銭的な負担がかかることはありません。

治験バイトにはやりがいがある?

治験バイトには、新薬開発に携われるという大きなやりがいがあります。
新薬開発には、たくさんの人がそれぞれの立場で関わりを持っています。
被験者という立場で携わることにより、のちにその薬品を見聞きしたときには感慨深い気持ちになる事でしょう。

また、時給がとても良いという点も大きなやりがいとなります。
治験バイトでは、基本的には薬を指示通りに服用して体調の変化を検査するというお仕事なので、自分で考えて何かをするとか体力を使うということは一切ありません。
副作用のリスクはあるものの、難しくない仕事で効率的に稼ぎたいという人にとってはおすすめのアルバイトです。

治験バイトの報酬はどのぐらい?

治験バイトの報酬は、入院するタイプの仕事だと時給ではなくて日給制となっているのが一般的です。
1日当たり1万円~2万円が相場で、1週間の入院が必要な治験バイトなら退院するまでで10万円というまとまった金額を稼ぐことも可能です。
もちろん入院費はかかりませんし、食事もついています。
そのため一人暮らしの学生にとっては、普段よりも栄養満点の食生活を送れるというメリットも期待できます。

通院タイプのアルバイトでは、何回の通院で合計いくらと報酬が設定されていることが多いです。
検査には時間がかかることが多いため、学生がアルバイトをする場合には授業との兼ね合いも考えなければいけません。
指定された医療機関まで一定頻度で通院しなければいけませんが、交通費などは別途で支給されます。